まつ毛がくるっと上がらないと、一日テンションが下がってしまいませんか。アイメイクは顔全体の印象を変えるほど大切な部分。とくに目力を出すためにも、まつ毛はぱっちりアピールしたいですよね。
そこで今回は、まつ毛が上がらない原因や対策、さらにビューラーを使うコツについても詳しくご解説していきましょう。
まつ毛が上がらない原因について
最近まつ毛が上手く上がらない…という悩みを抱えている人はいませんか。正しく対処するためにも、考えられる原因から見ていきましょう。
まつ毛の傷み
まつ毛がくるっと上がらないのは、マスカラやビューラーの過剰な使用により傷んでいることが関係しています。まつ毛が弱くなると切れ毛や抜け毛となりますので、正しくビューラーを使ってもくるっと根元から上がらない状態に。
アイメイクの専用リムーバーの過剰な使用や、クレンジングでゴシゴシ擦ることもまつ毛の健康状態を悪くする原因です。
ビューラーが劣化している
まつ毛をカールするビューラーは定期的なメンテナンスが必要。とくにまつ毛を挟むゴム部分は劣化しやすいため、弾力がなくなった状態で使用してもまつ毛は綺麗にカールできません。
通常のビューラーなら、ゴムは2~3ヶ月が交換の目安。本体も2年ほどで劣化するといわれていますので、まつ毛が上がらなくなってきたら交換しておきましょう。
ゴムは付属品であることが多いのですが、なくなった時も別売りで手に入れられます。そしてビューラーが原因になるケースとして、自分の目のサイズに合っていないことも注意が必要。
メーカーによって形状やサイズは異なりますので、一番使いやすいものを選びましょう。目尻部分だけアピールしたいなら、部分用ビューラーもおすすめです。
油分がついている
メイクの前に基礎化粧品で肌を整えるステップがありますよね。この際にまつ毛に乳液やクリームの油部分が付着していると、まつ毛が上がりにくくなることもあります。
また皮脂もまつ毛につきやすいものなので、乾燥肌で皮脂バランスが悪い人も要注意。スキンケアで肌を整えたら、ティッシュで軽くまつ毛を押さえて、余分な水分や油分を拭き取っておくとビューラーも使いやすくなるでしょう。
年齢
まつ毛がくるっと上がらないのは「年齢」が原因になることもあります。加齢により肌のハリが失われ、たるみが進むとまぶたが下がり、昔と同じステップでビューラーを使っても同じ効果が得られなくなります。
まつ毛は頭髪と同じく年齢と共に細くなり抜けやすくなります。まつ毛を上げるためにぐいぐいとビューラーを使うとかなりの負担になってしまうので要注意。加齢により毛周期が変化していますので、抜けたまつ毛が戻るために時間はかかります。
ビューラーの使い方の手順について
ビューラーなんて簡単と思っている人もいるかもしれません。しかしまつ毛を美しくカールさせるには、この機会に正しい使い方をおさらいしておきましょう。
自分に合ったビューラーを選ぶ
最初に大切なポイントは、ビューラーが自分に合っているかどうか。まつ毛がストレートの人には、しっかりカールできる「スプリングタイプ」がおすすめです。年齢で肌のたるみが気になる人、まぶたが重い、むくみやすいという人はカーブが浅めで根元からしっかり挟めるタイプが理想的。
まつ毛が短い人もカーブは浅めのほうが使いやすいでしょう。ビューラーはどれも同じではありません。自分の眼球のカーブ、まつ毛の長さ、一重や二重、目の幅など、あらゆる要素を考えて選ぶことが大切。
ビューラーが合っていないと、カールした時に当たって痛くなる症状が起こりますので、その場合はビューラーの特徴を比較して選び直しましょう。
アイラインとマスカラの前に使う
ビューラーを使うタイミングは、マスカラとアイラインの前です。まつ毛の生え際をしっかりアイライナーで埋める時は尚更順番を意識すること。まつ毛がくるっと上がった状態はアイラインが描きやすくなり、隙間も捉えやすいことがメリット。
アイラインとマスカラを先にやってしまうと、ビューラーでメイクがよれる可能性もあります。基礎化粧品とベースメイクを終えて、油分をしっかり拭き取ったらビューラーを使いましょう。
基本的な使い方
まつ毛をくるっと上げるビューラーの使い方は、まずまぶたを指で軽く押してまつ毛を根元から押し出すような感覚。その状態を維持してビューラーをまつ毛の根元、中間、毛先の3段階に分けてカールしていきましょう。
挟む時は頭をやや上向きにすることがコツ。そのほうがビューラーは目元に合いやすくなり、まつ毛がしっかり挟めます。カールする時はギュッとビューラーを握るだけでなく、手首のグリップを使って少し上向きになるように意識してくださいね。
3段階で上手く仕上がらない時は、もっと細かくして5段階にすることもおすすめです。
カールをキープする
まつ毛をビューラーでカールしたら、その状態を維持するためにマスカラや下地を活用しましょう。カールのキープ力が高いマスカラが多く販売されていますので、使いやすいものを選んでくださいね。
まつ毛のカールにメリットがあるマスカラは、ボリュームアップや繊維入りなどの特徴があります。汗や涙で滲まないタイプもカールキープに効果的。下地を塗りマスカラで仕上げた後は、専用コームで梳かすことでダマを取り除き、カールをより長くキープすることもできます。
おすすめの「まつ育」方法
まつ毛が上がらない時は、お肌のお手入れと同じく健康なまつ毛になるようケアしていきましょう。メイクしかしないことがほとんどのまつ毛。負担や刺激が思っている以上にかかっていますので、まつ育を意識したお手入れがおすすめです。
まつ毛美容液を使う
まつ育は自宅でできるお手入れが色々とあり、とても手軽にできる手段としてまつ毛専用の「美容液」がおすすめです。まつ毛を根本から健康に改善するまつ育。
専用美容液には保湿成分などが配合されており、まつ毛の育毛にもメリットがあります。マスカラタイプ、チップタイプ、チューブ、筆タイプなど、色々な形状があり、まつ毛のカールをアップさせたい時はケラチンなどの補修成分、ヒアルロン酸などの美容成分もおすすめです。
マッサージ
目の周辺は皮膚が薄く保水力が少ないので乾燥しやすい部分。マッサージは目元の血流を改善し、まつ毛にも影響を与えやすくなるためにおすすめです。ただしとてもデリケートなエリアなので、摩擦しないよう優しくマッサージしてくださいね。
クマができやすい人、年齢サインが気になる人にもおすすめ。やり方は、顔の中心から外に向かうよう指先で優しく目の下をマッサージ。目元周辺の筋肉をほぐしておくと目尻もリフトアップできるかもしれません。
バランスのよい生活
まつ育は体の健康状態を整えることもメリットがありますので、睡眠不足の改善、生活習慣の改善、食生活で栄養アプローチすることも意識してみましょう。とくに食べ物はまつ毛の栄養になりますので、ビタミンB2やビタミンB6、亜鉛など、まつ毛の育毛をサポートする栄養がおすすめ。うなぎや豚肉、海藻類などを意識して摂取してみましょう。
まとめ
まつ毛がくるっと上がらないのは、普段何気なくやっている習慣も関係しています。目をゴシゴシと擦ってしまったり、刺激の強いコスメを使っていたりすることも注意したいポイント。メイクのテクニックを磨きながら、同時に普段からまつ毛のケアもやっておきたいですね。