社会人太りは、原因に合わせたダイエット方法で対処していきましょう。学生時代はさほど意識しなかったダイエット。しかし社会人になると生活リズムや食生活も変わり、これまでは体型を維持していた人でもダイエットを考えるようになります。
そこで今回は、社会人太りの原因やおすすめのダイエット方法を詳しくご紹介していきましょう。
社会人太りの原因について
年齢だけではなく「社会人」のライフスタイルは、体重増加や体型の崩れなどを招く要因が色々と隠されています。どのような原因があるのか、それぞれ詳しくご解説しましょう。
仕事のストレス
学生時代もテストや勉強などのストレスはあったはずですが、社会人になるとストレス発散の機会が減り、ストレス太りの原因になります。仕事のストレスや職場の人間関係は、学生時代には経験しない辛い負担です。
ストレスが溜まると食欲が増え、暴飲暴食に。継続的に食事量が増えていくと食べすぎ、さらに社会人はお酒の席も増えますので、摂取カロリーは増えてしまいます。
中には食べる、飲むことがストレス発散方法になってしまう人もいますので、ストレス対策は効率的なダイエットのためにも欠かせません。
基礎代謝の低下
社会人太りを経験している人は全体の約8割ともいわれるように、大人になってからダイエットに関心を寄せるのは当然のことなのでしょう。社会人太りの原因は、加齢による基礎代謝の低下。
20代の頃のように食べて動けば体型が維持できる年代から、基礎代謝が徐々に低下する30代、そして40代になると筋力も低下して痩せにくい体になります。
基礎代謝の低下は、加齢以外にも社会人に多い暴飲暴食、不規則な生活習慣にも注意が必要です。またストレスで自律神経が乱れると食欲にも影響し、基礎代謝が低下。
仕事帰りのジムで頑張っても効果が得られない場合は、基礎代謝をアップさせることが必要かもしれません。
運動不足
通勤で駅の階段を使う、広いオフィスなので毎日よく歩くといった社会人の運動量は、決して充分ではありません。運動不足を自覚している人も多いようですが、改善のために何をすべきかわからない人もいるとのこと。
また時間に余裕がなくエクササイズができない、ダイエットプランを考える暇がないということも社会人太りの要因です。若い時は代謝量があるため、同じ食生活でも太ることはなかったでしょう。
しかし年齢を重ね、そのうえ生活の質が変わってくると運動量はどうしても不足気味になり、摂取と消費のカロリーバランスが乱れてしまうのです。
通勤で太る?
社会人太りの原因で意外なのは、通勤時間が関係しているという説です。全ての人に当てはまるものではありませんが、長い通勤時間は自由な時間が減ることや、睡眠時間が減ることにつながります。
経済学者によると、通勤で受けるストレスを解消するには給料が40%以上アップしないと割に合わないともいわれるほど。通勤時間中は音楽を聴いたりスマホを見たり、活動量としてはさほどではありません。
往復2時間の通勤時間なら、1日で3分ほどエクササイズの時間が減る計算。蓄積されるとかなりの運動量が減っていることは想像できますので、社会人太りを予防するには近場のオフィスに通うほうがメリットはあるかもしれません。
睡眠不足
社会人太りの原因は睡眠不足も関係していますので、夜更かしの習慣がある人や休日にだらだら過ごしてしまう人は改善が必要です。学生時代は昼過ぎまで寝ていることもできましたが、社会人には到底無理なこと。
残業で帰りが遅くなり睡眠時間が短くなることもあるはずなので、生活リズムを整えるのは難しいこともあるでしょう。睡眠不足は、体のエネルギーを燃焼していることではありません。
寝不足で大盛りご飯1杯分のカロリーが増えるともいわれますので、代謝のよい体とエネルギーを蓄えるためには質の高い睡眠は大事なのです。
社会人太りを改善するコツについて
社会人太りを予防・改善するにはどのような方法があるのでしょうか。ポイントごとにご説明していきましょう。
外食に注意しよう
社会人になると学生時代よりもお金がありますので、人付き合いも派手になっていきます。飲み会や合コンで外食することも増えるため、摂取カロリーや栄養バランスには注意しましょう。
外食で太るといわれるのは、食べる量の多さと炭水化物、脂質が原因。休憩時間に手早く食べられるもの…となると、ファストフードやお弁当の揚げ物なども増えてしまいます。
美味しいイタリアンのパスタも魅力ですよね。糖質はエネルギーになるのと同時に脂肪として蓄積され、あまり食べていないようでも外食時に摂取する炭水化物量や脂質は家の食事よりも多くなりますし、野菜不足の原因に。
社会人太りを解消するなら、外食やテイクアウト、コンビニの食べ物も控えること。また腹八分目を心がけ、食事の後のデザートも控えましょう。飲み会ではだらだらと飲んだり食べたりしないこと。外食する日は、一日のカロリー摂取で調整しておきましょう。
運動量を増やす
社会人太りは毎日仕事が優先され、エクササイズする時間の余裕がなくなります。また疲れて帰ってから運動する気力がなくなることも要因なので、その場合はできるだけ生活内で運動量を増やす工夫をしてみてください。
たとえば駅まで歩く距離を増やす、早起きしてヨガを15分やるなど。社会人太りは毎日の積み重ねや悪い習慣で起こることなので、同じく健康習慣をコツコツと続けることで肥満予防は可能です。
食べるタイミングを考える
夜遅い時間の食事は社会人に多い習慣になっていますが、高カロリーなものを食べてすぐに寝るのは太る原因です。帰りに立ち寄るコンビニでスイーツを買ってしまう、目についたものを買ってしまうなど。
さらに友人との付き合いで食べすぎてしまうのもダイエット中には避けたいことです。1日3食の食事は基本。毎日できるだけ同じ時間に食事して、夜は早めに食事を終わらせておきましょう。お腹が空いたら水を飲むなど、小腹の満たし方もアイデア次第で低カロリーになります。
ストレス耐性を高める方法について
社会人太りはストレスが大きな要因になりますので、健康的に仕事もプライベートも充実させるなら、ストレス耐性を高める方法をぜひ実践してみてください。
ストレスを感知する
習慣的なストレスは、蓄積されると体調不良や精神の不安定など、あらゆるデメリットを引き寄せます。ストレスに強くなるには、まず自分がストレスを感じていることを認知すること。疲れた、イライラするなど、すっきりしない時はストレスを抱えている可能性があります。
充分な睡眠をとる
ストレスは心身が疲労している時に受けやすくなることが特徴です。頭が疲れていると思考力の低下につながり、元気な時はあまり気にならないことに腹を立ててしまうこともあるでしょう。
睡眠は頭も心も体も全て休ませる大切な時間です。睡眠時間を削るような生活サイクルはすぐに改善し、快適な睡眠環境を整えましょう。
ポジティブに過ごす
ストレスは自分の解釈次第でストレスにはならないこともありますので、これからは嫌なこともポジティブに解釈していきましょう。仕事で怒られた時や失敗した時は、自分の経験値がアップ。
人間関係で辛い時は友人に愚痴こぼしするなど、ストレス耐性を高めるには同時にストレス発散も大切です。
まとめ
社会人太りは健康へのデメリットも心配なので、食生活、生活サイクル、あらゆるところから今できることを実践してみましょう。ダイエットは体型に自信を持つためのものですが、それだけではなく、自分の健康に自信を持つことでもあります。ストレスにならない健康法で毎日元気にお過ごしくださいね。
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