アクセサリーの重ね付けは、やたらと合わせてしまうと全体的なまとまりがなくなりますので、コツを掴んだコーデが必要です。じゃらじゃらとつけると大人の品がなくなってしまうアクセサリー。
そこで今回は、上級クラスを目指し、アクセサリーを素敵に重ね付けするコツについてご紹介していきましょう。
基本的なテクニックについて
アクセサリーはネックレスやブレスレット、リングなど、色々な種類がありますが、最も多いのは「ネックレス」の重ね付け。大人のおしゃれをさらに引き立てるものになりますので、基本的な3つのルールからご紹介しましょう。
長さを変える
ネックレスには色々な長さがありますので、ファッションに合わせて目立つものを選ぶことがよくありますよね。1本ごとのデザインを活かすためにも、アクセサリーの重ね付けはまず長さを意識してみましょう。
同じ長さのものをつけても重なって見えるのであまり意味はないかもしれません。デザインを活かすなら、長さの違うものを1本ずつ用意。目安として、5~15cmほどの差があるととても嫌味のないバランスになります。
Vネックのシャツなら、長いものから選んでバランスよく短いアクセサリーと合わせるのもおすすめ。中途半場な差だとバランスが悪くなってしまうので、首回りに近いものとネックレスのチャームが目立つような長さの違いがコツです。
どうしても同じ長さのアクセサリーになる時は、一方をアジャスターで短くしてつけることもできます。重ね付けの定番アイテムになるものなら、引き輪に取りつける後付けのアジャスターを活用することもおすすめです。
トップスとのバランスを考える
アクセサリーの重ね付けは、トップスの襟デザインとの兼ね合いもポイントになります。ラウンドネック、タートルネックなど、首元のアピール度は洋服によって異なります。
その日に着るトップスをまずは選び、アクセサリーが洋服に隠れないか、中途半場にならないかチェック。重ね付けする場合はどちらも映えるように身につけたいので、首回りがごちゃごちゃしないようネックレスを選んでくださいね。
難しいのはタートルネック。短いアクセサリーだと首元が詰まった印象になるので注意しましょう。目安としては、首元の切り返した部分にネックレスのトップやチャームがくるような位置がおすすめ。合わせるものはあえて長めにしてバランスをとりましょう。
素材や色などを合わせる
アクセサリーの重ね付けは「持っているものを全てつけた」という印象にならないよう、チェーンの太さや素材、テイストなどを統一しましょう。ビギナーなら、最初は細めのチェーンネックレスがおすすめ。
ゴールドやシルバーなど、好きなものを選び、1本はチェーン、もう1本はチャーム付きにするなど、さりげない合わせ方にトライしてみましょう。色を変えるとちぐはぐになり、アクセサリーが洋服以上に目立ってしまいます。シンプルなネックレスのほうが最初は重ね付けしやすいでしょう。
重ね付けに役立つネックレスの種類
アクセサリーはいくつ持っていても足りないほど。これから購入する際には、重ね付けを意識して大人っぽいネックレスを選んでみるのもよいですね。では、重ね付けしやすい種類についてご紹介しましょう。
カラーストーン
人気があるのは、自分の誕生石を使ったカラーストーンのネックレス。パワーストーンとしても意味がありますので、アクセサリーの重ね付けに使えるものをひとつ持っていると便利です。
クリスタルやダイヤモンドなども大人の上品なカラーストーンのひとつ。天然石は小粒でも存在感があり、チェーンネックレスとも相性がよく、カジュアルなファッションにも使いやすい種類です。チェーンネックレスだけの重ね付けよりも個性的にしたい場合によいでしょう。
パール
冠婚葬祭でも使うパールのネックレスは、大人のおしゃれにも欠かせない程よい上品さがあるアクセサリーです。パールだけで存在感はたっぷりあるものの、ファッションとのコーディネートでカジュアルにしたいこともありますよね。
その場合は、小粒のベビーパールや淡水パールのネックレスがおすすめです。本真珠の高価なネックレスならそのまま1本で勝負。パールと重ね付けするなら、パターンチェーンネックレスと相性がよいのでおすすめです。ビギナーなら2連や3連のパールネックレスを選ぶのもおすすめです。
ラインネックレス
ジュエリーのコーデで活躍するラインネックレス。一筋の光のようにまっすぐ伸びる1本のラインがモチーフになっているネックレスで、シンプルな素材ながらも美しいフォルムが特徴です。
アクセサリーの重ね付けとしては少し上級者向けになりますが、ラインネックレスは鎖骨を美しく見せる効果が期待できますので、さらにシンプルなネックレスで演出するような重ね付けがよいでしょう。
あくまでも主役はラインネックレス。少しアクセントが欲しい時にお手持ちのアクセサリーを重ね付けしてみてくださいね。
ペンダントネックレス
恋人からプレゼントされることもあるペンダントネックレスはモチーフがポイントで、ダイヤモンドやアルファベット、花など、色々なデザインがあります。
単品使いでも人気があるペンダントタイプですが、アレンジは色々。チェーン部分のカラーに合わせて、シンプルなチェーンタイプと長さを変えて重ね付けしてみましょう。さらに上品かつ華やかに演出できます。
ブレスレットやリングの重ね付けのポイントについて
アクセサリーの重ね付けは、ブレスレットやリングも個性をアピールするおしゃれにおすすめです。センスよく見せるには、次のポイントを意識してみましょう。
華奢なものを合わせる
ブレスレットは基本的に細いチェーンタイプが多く、1本だけでは存在感が足りないこともよくあります。重ね付けには最適なので、ボリュームたっぷりにならないよう華奢なデザインを合わせてみましょう。
ブレスレットの重ね付けはネックレスほど難しくはありませんので、同じ色味、チェーンのカットが異なるなど、自分好みのバリエーションを試してみてくださいね。
腕時計と合わせる
近年フィットネスウォッチを使う人も増えていますが、ブレスレットは腕時計との重ね付けがとても素敵です。細身の腕時計を持っている人は、同じ位置にブレスレットをつけ、腕時計の存在感をアピール。
もし大きい文字盤で存在感のあるタイプなら、反対側の手首にブレスレットをつけておくと手元のジュエリーのバランスが整うのでおすすめです。
間隔を空ける
リングの重ね付けは、バランスよく見せるために指の間隔を空けることがコツです。たとえばボリューミーなストーン系のリングを人差し指につけたらピンキーリングをつけるなど。
違う指のリングの重ね付けは、適度な抜け感があると大人っぽく見えるため、どの指にどれをつけるか迷った時は何通りか試してみてくださいね。両手にリングをつける場合は左右の指を変えてつける方法や、それぞれにボリューム感の異なるリングをつけて左右を統一させることもできます。難しい時は、重ね付け用のセット販売のリングを使うこともおすすめです。
まとめ
アクセサリーの重ね付けに細かいルールはありませんので、お手持ちのジュエリーを全て並べて、試しに好きなもの同士を組み合わせてみてください。ネックレスは洋服とのバランスがありますので、夏と冬では重ねるものが多少異なるはず。季節感も意識しながら、大人のアクセサリー使いを楽しんでみませんか。
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