くせ毛の直し方は根本からはなかなか難しいのですが、スタイリングしやすいようストレートに近づけることは可能です。くせ毛はまとまりが悪く、好きな髪型ができないのが悩み。
そんなトラブルを抱えている人は、早速これからご紹介するくせ毛の直し方にチャレンジしてみてください。
くせ毛の特徴や原因について
髪質は肌と同じで人によって異なりますので、生まれつきくせ毛の人は損した気分になるのではないでしょうか。同じ家族でもくせ毛の人とストレートの人がいるように、原因はとても気になりますよね。そこでまずはくせ毛の原因や特徴などについてご説明しましょう。
くせ毛の原因について
シャンプーしたままサラサラになるストレートが理想…そんなくせ毛の悩みを改善する前に、まずはくせ毛になる原因からご説明します。くせ毛とは髪の毛の主成分になるたんぱく質の結合が歪んだ状態で、髪のうねり、縮みなどが出る髪質です。
また毛穴のゆがみにより髪の毛が真っすぐに生えてこないこともあり、うねりが目立ってしまうケースもあるとのこと。遺伝が原因の先天的なくせ毛は、根本からストレートに改善することはできません。
ストレートパーマをかけても生えている部分はストレートになり、新しく生える髪はくせ毛に。後天的なくせ毛の原因は、加齢やパーマやカラーリングなどのダメージにより、たんぱく質の結合が悪くなりうねりが強くなることがあります。
40代以降になると、若い頃にストレートだった髪も徐々にうねりが出てくることがありますが、後天的なくせ毛にはこのような加齢により髪が細くなり弾力低下により真っすぐにならないことも。
髪は年齢を重ねるごとにくせが強くなる傾向があり、さらにボリュームの低下でスタイリングが難しくなる傾向があります。
くせ毛の種類について
くせ毛には種類がいくつかあり、先天的な場合は大きく分けると4タイプあります。髪の断面が楕円形になる大きなうねりが特徴の「波状毛」、コイル状にねじれて生える「捻転毛」、深刻なくせ毛と呼ばれる縮れた状態の「縮毛」、髪の太さが一定でない数珠のような形状の「連珠毛」。
日本人のくせ毛に多いのは連珠毛以外の3タイプで、とくに波打つようなうねりがある波状毛はよくあるタイプのくせ毛です。種類はさまざまですが、髪によっては複数の種類が混合していたり、ストレートでも部分的にくせ毛が生えていたりすることもあり、状態には個人差があります。
くせ毛と湿度の関係
梅雨時期になるとストレートでも髪がまとまりにくく感じますが、くせ毛は尚広がりうねりが出やすくなります。その理由は、髪は湿度に左右されやすい特徴があるためで、くせ毛の髪の断面を見ると親水性が高いのは、くせの外側。
内側は湿度による膨張が少ないため、湿度の高い日は髪の外側に水分をたくさん含み、内側と外側にギャップが発生してうねりやすくなります。ストレートはあまり湿度には影響しませんが、毛先が広がるような症状は経験するかもしれません。
くせ毛を直す方法5選
くせ毛の直し方は永久ではありませんが、スタイリングしやすくなったり見た目がすっきりしたりするメリットを得ることが可能です。では早速ですが、おすすめのくせ毛の直し方をそれぞれご紹介しましょう。
丁寧にシャンプーする
くせ毛の直し方は、シャンプーのやり方を正しく見直すこともおすすめです。ただ汚れを落とすだけではなく、シャンプーは頭皮の血行改善など、メリットを最大限得ることも可能。
基本は頭皮を優しく扱うことで、シャンプーする前に予洗いである程度の汚れはとっておきましょう。頭皮と髪をお湯でまずしっかり洗い汚れを浮かしておきます。
髪を濡らすだけでなく、汚れを落とすイメージで丁寧にお湯洗い。次はシャンプーを手のひらに出し、泡立ててから頭皮と髪につけて指の腹でマッサージするように洗ってください。
ゴシゴシ強くこすると抜け毛の原因にもなるので、泡洗顔のように頭皮を泡で抑えるような感覚。最後はぬるめのお湯でしっかり洗い流しましょう。
ドライヤーでアプローチ
くせ毛の直し方は、シャンプー後のドライヤーが鍵を握っています。お風呂上りに自然乾燥させるのは、乾燥によるうねりが強く出る原因なので、入浴後は髪の毛をタオルドライしてドライヤーできちんと乾かしましょう。
その際には手櫛ではなくブラシで髪を伸ばしながら、上から下に向かいドライヤーをあてること。乾いてきたら冷風モードに変えて全体の熱をとると、髪のキューティクルが閉じてくせが出にくくなります。
シャンプー後のドライヤーは髪の広がりを抑える効果もあるので、くせ毛で広がりやすい人は丁寧に乾かしておきましょう。
シャンプーを見直す
くせ毛はどのようなシャンプーを使っても変わらないと思っている人は必見です。シャンプーの強い洗浄力は、必要な頭皮の脂分をとり乾燥を招くため、余計に皮脂が分泌されて毛穴が詰まるリスクがあります。
頭皮をゴシゴシこすってシャンプーする人、髪がきしむほどさっぱりした洗い上りが好きな人は要注意。これからはアミノ酸系シャンプーでマイルドな洗浄力にすることがおすすめです。
またシャンプーはすすぎがとても大切。頭皮に石鹸成分が残ることも頭皮が乾燥する原因で、べたつきやフケなどを招きます。髪の質を変えるためにも毎日使うシャンプーとトリートメント選びはとても大事なので、頭皮ケアを意識したアイテムに変えてみましょう。
髪の保湿をする
くせ毛の直し方は、髪の乾燥を防ぐことも大事なポイントです。くせ毛は湿度に影響されやすいように髪の水分量は少ない傾向がありますので、普段のヘアケアでたっぷり保湿しておくこともダメージから守るメリットになります。
傷んだ髪はキューティクルが少なく、湿気を取り込みやすい状態でくせが強く出やすくなるので注意。髪の保湿はトリートメントやコンディショナー、アウトバスタイプのトリートメントなども継続的に使ってみてください。
くせ毛用のトリートメントも販売されています。たっぷり保湿するならシアバターなど、ツヤ髪にもなる保湿成分を選ぶこともおすすめです。
日常生活の見直し
くせ毛の直し方は、体の内側からもアプローチできるのでやっておきましょう。生活習慣は肌環境に影響するように髪とも関係があります。とくに睡眠時間は髪を健康にするためにも欠かせないもので、肌のゴールデンタイムである22時~深夜2時まではぐっすり寝ることが髪にもメリットに。
また頭皮環境や髪を丈夫にするためにたんぱく質やビタミンA、ミネラルなども大切な栄養素なので、野菜や乳製品、豆類など、バランスのよい食生活を目指しましょう。
サロンでトリートメントしてもらう
トリートメントでくせ毛が完全に直るわけではありませんが、髪質を安定させてコシやハリを回復させ、スタイリングしやすい美髪を導くことが可能です。
トリートメントは、市販よりもサロンで施術してもらうことがおすすめ。トリートメントストレートという施術は、髪の内部にくせを抑制する成分を浸透させ、キューティクルを閉じるので強いうねりも抑えることが可能です。
ストレートパーマや縮毛矯正をやる
ストレートパーマはパーマをかけた髪をストレートに戻すもので、比較的弱めのくせ毛に向いています。同じくくせ毛を直す方法として、うねりが強い場合に縮毛矯正もおすすめ。
縮毛矯正は熱を加えるもので、ストレートパーマ以上に髪に負担がかかるので、くせ毛の状態を美容院で見てもらい判断しましょう。
まとめ
くせ毛の直し方は、日常的なヘアケアから一時的にサラサラにする方法など、色々なものがあります。髪と頭皮に優しい適切なお手入れは髪を丈夫にするメリットもあるので、できるところからぜひ始めてくださいね。
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