昼抜きダイエットは、カロリーの高い食べ物を避けられるチャンスなので、効果がありそうなイメージですよね。ランチのパスタ、定食、テイクアウトなど、お昼にお腹が空いた時は思いきり好きなものを食べたいのも納得できます。
そんなお昼ご飯ですが、ダイエットにはとても意味がある食事。そこで今回は、昼抜きダイエットのポイントや注意点などをまとめてご解説していきましょう。
昼抜きダイエットに効果が期待できる理由について
昼抜きダイエットとは、1日3食のうち昼食を抜く方法です。食事制限は摂取カロリーを調整できるために効果は出やすいのですが、一時的なものでリバウンドの恐れもあります。まずは昼抜きダイエットのメリットや期待できる効果についてポイントごとにご紹介しましょう。
朝ご飯をきちんと食べられる
朝昼夜の1日3食のうち、昼と夜はカロリーが高くなりがちです。仕事をしている人なら外食も多く、自炊やコンビニで買ったものを家で食べる以上に高カロリーに。
しかし昼抜きダイエットをするとお昼にお腹が空かないよう、朝食をきちんと食べる習慣になりますので、胃腸も快調に一日がスタートします。便秘の解消や早起きにもつながるため、ライフスタイルまで変わる可能性があります。
カロリー摂取量が抑えられる
昼抜きダイエットの効果が期待できる理由は、糖質や脂質が抑えられるからです。痩せるためには摂取と消費のカロリーをバランスよくすることが大切で、食べた分動く、動かないなら食べないというのが基本。
昼抜きダイエットは1食分の糖質や脂質摂取量がなくなるので、運動して燃焼することを考えるとかなり効率的です。ランチは午後の活動量を考え、ついカロリーの高いものを食べてしまうことが落とし穴。そこをカットしてしまえば、食事1回分のカロリーがないのでダイエットは成功しやすくなるのです。
お金も時間もセーブできる
昼抜きダイエットに効果があるのは、長く続けやすい特徴があるためです。ダイエットは簡単で楽、しかもお金がかからない方法がいいですよね。ジムに通ってもすぐに飽きてしまう、健康食品はコスパが悪いなど。
その点昼抜きダイエットは外食費用が節約できますし、昼休みの時間も有効に使えるようになります。在宅勤務なら昼ご飯の準備をせずに仕事ができるので、作業効率はアップするでしょう。
とくに金銭面は魅力。毎日500円のランチ代でも、5日間なら2500円。1か月なら1万円の節約になりますので、それだけでもダイエットを続けるモチベーションになるでしょう。
午後の集中力アップ
昼抜きダイエットは、午後の眠気防止になることがメリット。ランチを食べた後にやたらと眠くなる経験がある人は多いかもしれませんが、これは血糖値の急激な変化が原因。
麺類やご飯、パンなどの炭水化物は、血中の糖分を高めて急激な血糖値の上昇を招きます。すると強い倦怠感や眠気となりますので、なかなか午後の仕事が捗らないことがありますよね。
昼抜きダイエットは、そんなうとうとする時間をなくすことが可能に。午後の集中力がアップして効率的に作業ができるようになりますので、その分脳も体も使い燃焼を続けられるのです。
昼抜きダイエットで太る原因について
昼抜きダイエットをしたら逆に太った…という声も聞かれますが、よくある失敗例について見ていきましょう。
夕飯を食べすぎる
昼抜きダイエットで1食を抜いても、不足した分を夕飯で補ってしまうと結果は同じ、もしくは太る原因です。朝ご飯を食べて夜まで食事をしないのは、かなり空腹になることが想定されます。
お腹が空いた状態でカロリーの高い夕飯をたくさん食べると、抜いたはずの摂取カロリー分まで摂っていることもあるのです。夕飯以降は日中と異なり活動量が激減しますので、できるだけ摂取カロリーを抑え、遅い時間の食事は避けたほうがダイエットにメリットがあります。あくまでもダイエット中であることを認識して、夕飯の量と内容も考えておきたいですね。
間食が増える
夕飯の時間まで空腹でいるのはかなり辛いこと。だからといって午後3時のお茶休憩でいつも以上に間食を摂ってしまうと、昼抜きダイエットを失敗する原因です。
間食はお腹が空いた状態でスナック菓子やスイーツ、炭酸飲料など、糖質や脂質の多いものを食べがち。空腹状態で脂質などを補給すると、しっかり身についてしまう可能性があるのです。昼を抜いたから…という安心感は、油断するとデメリットになってしまいます。
栄養不足で代謝が悪くなる
昼抜きダイエットは、1食分の摂取カロリーと栄養まで減ってしまうので、上手に他でバランスをとらないと栄養不足になるリスクもあります。カロリーを無理に減らしても代謝が悪いと太る原因に。
エネルギーの燃焼には、筋肉のもとになるたんぱく質やミネラルなども必要ですし、栄養が不足すると肌や髪の状態が悪くなることもあるでしょう。体調が悪いなと思った時は、ダイエット方法を見直す必要がありそうですね。
太りやすい体質になる
昼抜きダイエットで太ってしまうのは、無理な食事制限で逆に太りやすい体質になるためです。昼を抜いた時は、朝食や夕飯の食べ方がダイエット成功の鍵を握っています。
早食いしたりよく噛まなかったりすることは胃腸の消化吸収にも悪影響を及ぼしますので、それほど食べていないのに太ったように思うでしょう。1食抜いた後の食事は血糖値が急上昇しやすく、インスリンが多く分泌されます。
インスリンは脂肪を体に溜めやすくするため、昼抜きで夕食をたくさん食べる習慣が続くと、結果的に太りやすくなることもあります。
昼抜きダイエットの正しいやり方について
昼抜きダイエットは、適切な手順で行うと効果が期待できますので、昼の時間を有効に使いたい人はぜひ成功するポイントを意識してチャレンジしてみてくださいね。
たんぱく質の摂取を心がける
昼抜きダイエットはメリットもデメリットもありますので、燃焼しやすい栄養補給は意識しながら続けましょう。「たんぱく質」は筋肉を作るための大切な栄養素で、昼抜きダイエットで筋肉が衰えると基礎代謝が低下し、太りやすい体質になってしまいます。
お昼ご飯を基本的に食べないダイエット方法なので、不足するたんぱく質は朝食や夕食できちんと摂取してください。たとえば朝食なら大豆のたんぱく質で納豆ご飯、夕飯なら脂肪の少ない鶏ささみ肉など。豆類は食物繊維も多いので、食事の最初に食べると満腹感が得やすくなります。
水分補給をする
お腹が空いた時にスナック菓子を食べるより、水分補給で満腹感を得ることも昼抜きダイエットのコツです。昼抜きは水分摂取量も減りますので、夏場は熱中症にも注意が必要に。
健康維持にデメリットにならないよう、一日を通じて水分補給を意識してくださいね。水分は血流を活発にするので栄養も行き届きやすくなりますし、肌や髪の乾燥を防ぐメリットも期待できます。
エクササイズもする
昼抜きダイエットを成功させるには、効率的にエネルギーを燃焼するためにもエクササイズを取り入れましょう。朝のウォーキング、夜のヨガなど、摂取カロリーを上手く燃焼できるタイミングを考えること。
空腹状態でエクササイズすると立ちくらみなどのリスクもありますので、運動前は軽く果物などを食べておくこともおすすめです。
まとめ
昼抜きダイエットが自分に合うかどうか判断するためにも、まずは短期間トライしてみてくださいね。無理に食事制限をするとストレスになりますので、少し食べただけでリバウンドすることも。
昼を完全に抜かず野菜だけにするなど、自分に合った方法にアレンジしてみることもおすすめです。
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