会話中にやってはいけないことがあるのはご存知でしたか。人と話が噛み合わないと感じたり、なんかテンポが違うと思ったりする時、見直したほうがよい点があるのかもしれません。
そこで今回は、コミュニケーションの質をアップするために知っておきたい、会話中にやってはいけないことを詳しくご紹介していきましょう。
会話中にやってはいけないこと
会話中に無意識にやっていることで決して悪意はないけれど、相手が不快に感じてしまう行為があります。次のような態度や行動は意識して避けたいですね。
相手の話を遮る
相手の話が終わっていないのに「あ、そういえば…」と話を無理やり遮ることは会話中にやってはいけないことで、マナーとしてもよくありません。自分の話を最後まで聞いてくれる人とはとても快適なコミュニケーションが可能ですが、いつ話を遮ってくるか構えてしまう相手だと話題に集中できませんよね。
とくに大切なことを話しているのに無理やり話題を変える人には、不快な思いを抱いても仕方ないでしょう。他人にやられて嫌なことは自分もやってはいけないのです。
自分のことしか話さない
会話中にやってはいけないのは、自分のことばかり話すことです。自己アピールが強く、相手に一切質問せず自分の話しかしない人とは会話が退屈に感じてしまいますよね。
コミュニケーションでは聞き役に徹することが大切といわれますが、ずっと聞かされるだけではかなりストレスを感じてしまいます。誰でも自分が主役になりたいのは同じ。
もっと自分のことを知ってもらいたいために、つい自分の話題ばかりになってしまう人もいるでしょう。一方通行の会話は誰も好まないというのが問題点です。
目を見ない
アイコンタクトは心をつなげるもので、自分が相手にとって重要な存在だと実感できる仕草。大切な話でなくても、相手が目をそらしたまま聞いていると「本当に聞いているの?」と疑いそうになりますよね。
会話中は必ず相手と視線を合わせることが大事で、スマホをいじったり他の人を見たりしないよう注意しましょう。目線を合わせているだけで、聞いてくれている実感は何倍にもアップします。お互いの関係性をよりよくするためにもアイコンタクトは欠かせません。
余計なアドバイス
会話中にやってはいけないことは、相手に余計なアドバイスをする行為です。相談されているわけでもなく単なる世間話なのに、上から目線でアドバイスしたり相手の意見を否定したりする人がいますよね。
このような態度が目立つ人だと、話したいテンションも下がってしまうでしょう。しかし意外と無意識にやっている人は多く、「それはやらないほうがいいよ」など、相手が願ってもいないアドバイスをしてその場をしらけさせてしまうことがあるので注意しましょう。
サラッと聞き流す
興味のない話題の時にサラッと聞き流したり、容易に理解したふりをしたりするのも、会話中にやってはいけないことです。「知っている、知っている」と理解した様子でも、あまりにも表面的なので相手と温度差が生じるでしょう。
その場しのぎの聞き方は話し手に失礼でもあり、会話の内容をきちんと理解できない原因です。他人と感じることは100%同じではなく、先読みして軽く流すことはできません。仕事ならミスにつながりますので、きちんと納得するまで聞きましょう。
関心を寄せない
会話中にやってはいけないのは、相手に関心を持たないこと。頷きながら聞いていても、聞き流されている印象はどうしても残るものです。一方的な会話は質問が少ないことが特徴。
聞いた内容から興味や関心を見つけて質問すると、自分が話すチャンスが生まれることもあります。質問という行為はお互いの解釈レベルを確認する作業なので、たとえ日常会話であっても「さっき話してくれた本の話だけど…」と問いかけて解釈をすり合わせるだけでも言葉のキャッチボールになります。
無表情でリアクションがない
会話中にやってはいけないことは、話を聞いている時の無表情。話し手は驚きや感動を求めていることもありますので、多少のリアクションは意識しておきましょう。
言葉で言うのが難しい時は、表情で自分の気持ちを示すこともできますので、驚いた時は目を大きく見開いたり、悲しい時は寂しそうな表情になったりすることもよいですね。
求めるリアクションをしてくれる人には何でも打ち解けたくなりますので、初対面なら一気に仲良くなることもあるでしょう。
セルフチェックポイントについて
無意識で悪意はないけれど、なぜか他人と上手く会話ができないという人は、セルフチェックポイントで自分の会話力を確認してみましょう。
好奇心旺盛ではない
自分が知らないことに興味を持たない人は、会話にもその姿勢がアピールされています。他人に関心を持たないと相手の話を聞く姿勢にはならず、上の空で話を聞いたり適当に受け流したりするだけなので、相手が嫌な気持ちになってしまうでしょう。
話に集中していないので、いきなり質問されても話が噛み合わず恥をかくこともあるかもしれません。知らない人に興味を持つのは大変なことですが、共通点を見つけるための発掘作業だと思えば、色々な質問が出てくるでしょう。
知らない人に抵抗がある
コミュケーションに苦手意識がある人は、他人に抵抗を抱くことが共通しています。初対面だと緊張して話が続かない、自分から話題を提供できないなど、沈黙が続くことが多いでしょう。
警戒心が強いと相手も自分をオープンにしてきませんので、会話の内容が表面的なもので終わってしまうのです。その場の雰囲気を壊さないよう気を遣ってくれる相手なら、自己開示を始めて取り繕ってくれるかもしれません。
ネガティブ思考
自分本位で物ごとを進める人やネガティブ思考の人だと、楽しいはずの会話も結果的につまらないものにしてしまいます。他者の意見を否定するところから始めるタイプ。
「それは違うよ」と真っ向から否定すると、相手はもう意見を共有したくなくなります。ネガティブ思考の人は自分のペースを崩されるのが嫌で、強気な態度で自分の価値観を押しつけることもあります。
他人と温度差を感じやすい人や他者と意見が一致しないと思う時は、自分の言動や反応を見直してみましょう。
話が噛み合わない時の対処法
仕事の大切な話が噛み合わないと自分の評価にもつながりますし、恋人同士なら誤解が生じて喧嘩になることもあるかもしれません。話が噛み合わない時は、次の方法で改善してみましょう。
LINEで対話する
対面だと緊張して上手く自己表現できない人もいますので、その場合はきちんと会話のポイントが掴めるようLINEなどでやりとりすることも方法です。会話で気になったことがあったら、その後にLINEを送り「さっき教えてもらったこと、もう一度教えてもらえますか?」のように文章として記録しておくと安心できますよね。
会話中にやってはいけない態度で接してしまうと、言った言わないのトラブルになることも。これを回避するためにも、何かしらの形で記録を残すことはとてもよいでしょう。
思いやりを持って接する
コミュニケーションは話し方や態度はとても大切なことですが、全ての土台にあるのは相手への「思いやり」です。温度差を感じたり上手く伝わらなかったりする時もお互いさまだと納得すること。
わかりやすく説明したり、相手のストレス発散に付き合ったり、素敵な会話にするには心が通じ合うほうがよいですよね。
まとめ
会話中にやってはいけないことは、自分本位の態度はまず注意が必要です。キャッチボールのようにお互いが参加できる会話で、また話したいなと思う素敵な雰囲気を意識してみましょう。
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