ピーリングを自宅で行う時は、肌のダメージに注意しながら最大の効果を引き出したいですよね。エステのピーリングはコストがかかり、お店に行くまでの手間も気になりますが、自宅なら手が空いた時間にセルフでできることが魅力。
市販のアイテムも充実していますので、今回はおうち美容を充実させる「ピーリング」を自宅でやる時の手順や注意点について詳しくご解説していきましょう。
ピーリングとはどんなこと?
ピーリングという言葉はよく聞くけれど、実際にやったことがないという人は意外と多いのではないでしょうか。そこでまずはピーリングとは何か、メリットなどについて詳しくご解説しましょう。
ピーリングとは何か?
ピーリングは、そもそも英語の「Peeling」で皮を剥く、剥ぐという意味があります。美容におけるピーリングとは、肌の表面の古い角質をとり透明感をアップさせる美容法のこと。
使用するものは酸などの薬品で、角質層を柔軟にして剥がし落とす方法が一般的です。使用するピーリング剤は、化学物質を肌に作用させるものや、金属アルミナを肌に吹き付けて角質層を除去し、皮膚を活性化するものがあります。
肌の角質層は、通常ターンオーバーにより定期的に剥がれ落ち、新しい角質層が生まれますが、本来落ちるものが落ちないのは加齢やストレス、乾燥などにより何層も角質層が蓄積されることが原因に。
蓄積すると肌のごわつきだけでなく乾燥が悪化したり、化粧品の浸透が悪くなったり、トラブルにつながってしまいます。ピーリングはターンオーバーのサイクルを整える目的があり、肌本体の働きをサポートする役目があるといえるでしょう。
期待できる効果について
ピーリングで期待できる効果はさまざまですが、古い角質を取り除くことで肌のくすみやシミの軽減が可能といわれています。必ずしも期待通りの効果が得られるものではありませんが、肌トラブルの改善には有効なケアといえるでしょう。
たとえばニキビ。ピーリング剤の酸の働きで硬化した角質層が柔らかくなると、毛穴が広がりやすくなりニキビが治りやすくなる可能性があります。ただしピーリングはニキビの標準治療ではありませんので、美容的にケアしたい場合におすすめされています。
また、ピーリングは角質層の細胞を除去してコラーゲンの生成を促すこともあり、肌のハリやツヤがアップする可能性もあります。
ピーリングはどこでできる?
ピーリングはやり方を間違えると肌に負担がかかるため、プロにやってもらいたいという人も少なくありません。ピーリングをやる方法としては、医療機関がまずひとつ。
美容皮膚科や美容系クリニックでは、ケミカルピーリングとレーザーピーリングの施術が一般的です。ケミカルピーリングは「アルファハイドロキシ酸(AHA)」「トリクロロ酢酸(TCA)」を使う方法で、レーザーピーリングは「カーボンピーリング」などが一般的です。
エステサロンのピーリングは、市販のピーリング剤と似ているところがあり、AHAを使う浅いピーリングが主流。肌の表面を整える、透明感をアップさせる、メイクのりをよくするといった目的があります。
また、ドラッグストアやネット通販でピーリング剤を購入して使用するというセルフケア方法もあります。
ピーリングを自宅でやる手順について
ピーリングは自宅で手軽にできますので、セルフケアの手順についてご解説します。商品の取り扱い方法を事前に必ず確認してから行いましょう。
ジェルタイプのやり方
ジェルタイプのピーリング剤は定番のスタイルで、汚れ落ちがよいことが特徴です。まず洗顔したら、タオルでしっかり水分を拭き取っておきましょう。そして適量のジェルを手にとり、肌を全体的に軽くマッサージ。
くるくると円を描くようにやることがコツです。古い角質とジェルが混ざるとポロポロと出てくるので、最後はぬるま湯でしっかり洗い流して完了です。
石鹸タイプのやり方
石鹸タイプのピーリングは、とても簡単にできることがメリット。古い角質を洗い流すだけでヒップや背中など、ボディのケアも可能です。一般的なピーリング剤のような刺激はなく、効果が緩やかなので、肌が敏感な人にも使いやすいでしょう。
肌が硬化しやすいかかとや肘などにもおすすめされており、コツコツと美肌ケアがしたい人に向いています。
ローションタイプの使い方
ピーリングを自宅でやる時は、いつものスキンケアのように手軽にやりたいという人も多いでしょう。そんな場合におすすめなのは、化粧水のようなローションタイプ。
ローションをコットンにとり肌を拭き取る方法、もしくは肌になじませてこすって落とす方法がありますので、それぞれの商品の説明書通りに行いましょう。ローションタイプは広範囲に使えるので、ボディケアにも使いやすい特徴があります。
ピーリング後のケアについて
美肌効果はピーリング後のアフターケアが鍵を握っているともいわれるほど、とても重要なポイントです。効果がマイルドでも刺激は残りますので、スキンケアは普段以上に注意して保湿を徹底すること。
古い角質層が剥がれた状態で化粧水はとても浸透しやすくなっていますので、手のひらで温めたローションやクリームなどをしっかり塗り込みましょう。もし赤みが出た場合は、冷たいタオルなどですぐに冷やすこと。
ピーリング後は紫外線のダメージを受けやすいので、日焼け止めは必須です。室内にいる時も塗るようにしたいですね。
注意点について
ピーリングはシートタイプなど、手軽に自宅でできる商品が増えていますが、基本的に古い角質層を剥がすものなので注意も必要です。使用後は肌がデリケートで乾燥しやすい状態のため、しっかりスキンケアが必要。
またジェルタイプなど、マッサージしながらピーリングするタイプは、こすりすぎて逆にシミの原因になることもあるので注意しましょう。ピーリングは毎日行うものではありませんので、商品の使い方を守り使用頻度には注意してくださいね。
市販の商品は、過度なダメージを与えない仕組みにはなっていますが、肌のコンディションによっては過剰な反応を起こすこともあります。皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れといったリスクがあることも理解して、適切な手順で行いましょう。
おすすめのピーリング剤について
ドラッグストアなどで購入できる自宅用のピーリング剤をご紹介します。肌のために何かやりたいと思った時は、ピーリングがメリットをもたらしてくれるかもしれません。
TBC エステティックピーリングジェル
エステサロン公式のピーリングジェル。角質ケアやくすみ、毛穴の黒ずみなどを改善するセルフピーリングです。フルーツ由来の整肌成分入りで、フェイスとボディに対応。
マッサージしているとボロボロと古い角質が剥がれ始め、使用後は肌がスベスベになります。皮脂コントロールもできるので、テカリが気になる人もぜひお試しください。
WHITH WHITE
毛穴の洗浄効果が高く期待できるピーリングジェル。ポンプ式なので取り出しやすく、弾力ジェルなので摩擦の心配もありません。乾燥やごわつきのないスムーズな肌を目指す人におすすめです。
抗炎症成分を配合しているので、シミ対策にもメリットが期待できます。ジェルは吸着性が高いので、毛穴の奥の汚れもすっきりするでしょう。
まとめ
ピーリングを自宅で行う場合は、必ず説明書を読んでおくことが大切です。肌に優しいピーリング商品も近年増えていますので、まずは自分の肌に合うかどうか試してみるのもいいかもしれません。
毎日のスキンケアは何よりも大事。さらに必要なスペシャルケアで自信の持てる肌を目指しましょう。
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