男性の共感力は女性より低いといわれる理由・会話で困ったときに納得できるかも?!

Communication

男性の共感力には女性とは異なるものがありますので、コミュニケーションの中で相手の心が掴めない場合もあるかもしれません。職場の同僚、家族、恋人など、男女が会話する機会はあちこちにあり、「共感」は相手に親近感を持つ大切な土台になるものです。

そこで今回は、男性の共感力について特徴を詳しくご解説すると共に、会話を上手く進めるポイントについてもご紹介していきましょう。

 

男性の共感力が低い理由について

男性の共感力は女性より低いといわれる理由・会話で困ったときに納得できるかも?!女性同士なら「そうだよね」と相槌を打ってくれるシーンなのに、男性だと「そうかな」と少し反論のニュアンスが加わることがあります。コミュニケーションを大きく変える共感力ですが、男女には違いがあり、男性のほうが低いといわれる理由をご説明しましょう。

 

自分で判断したがる

男性の共感力が低い、または他人に共感するのが苦手な理由とは、男性は自分で判断したがる傾向にあるからです。基本的に男女の脳には違いがあり、一例を挙げると恋愛観は男女で大きく異なります。

男性は他人の主観は必要とせず、最終的に自分の意思を重要視しますので、共感する習慣が女性より少ないのでしょう。たとえば女性の友人が購入した新しいスマホ。

とてもいいものでも「他に違う色はなかったの?」とネガティブなコメントをすることもあるでしょう。女性同士なら「可愛いね」「いいね」と共感してくれることがイメージできます。

 

男性は目的脳

男性の共感力が低いのは「目的脳」のためといわれています。逆に女性は「共感脳」があり、物ごとの解釈方法や受け止め方は性別の違いで変わってしまうことも。

狩猟時代、男性は狩りをする間に獲物が逃げないよう、会話に集中せず必要最低限の目的の会話しかしなくなり、そのために問題を解決するための解決脳や目的脳になった背景があります。

女性は獲物に襲われることを考えて、いつでも周囲に知らせるよう声を出すことで自分や周りの存在を確認。そのため目的がなくても会話は必要性があり、声を出して共感する共感脳が進化したとも考えられています。

時代の急速な進化に人間の遺伝子が追いつかず、狩猟時代や農耕社会のままの脳が今でも影響しているのでしょう。

 

解決したがる

男性の共感力が低いのは、物ごとを「解決したがる」ためで、テーマや問題が見えないコミュニケーションが苦手です。女性同士が話題を変えながら延々と話をするシーン。

男性にとっては結論が見えず、解決には至らないことが納得できないのです。共感すると自然と話は広がりやすく、あちこちに話題が飛んでしまう傾向がありますよね、

男性からすると「結局何が言いたいのか?」と感じてしまう女性同士の会話。解決することがなくても、盛り上がるだけで満足します。女性は相手と楽しい時間が過ごせればそれだけでいいのです。

しかし男性は、基本的に何かを改善したり解決したりするために人とコミュニケーションをとるので、共感力は女性より低く見られてしまいます。

 

他者への関心が少ない

男性の共感力が低いのは、女性のように他者へ関心を寄せないことも関係しているのでしょう。共感力は、他者の感情や問題に興味を持つことで起こるもの。

しかし男性は基本的に人と関わることがストレスで、あまり得意ではありませんので、関心を寄せるために特別なアンテナを張っていないことになります。

他人に対してあっさりしているので、男性の知り合いに対して冷たさを感じることはありますよね。無理に他人を避けているのではなく、ただ気にならないだけ。そんな男性の特徴は、共感力が低いといわれる要因になります。

 

表現力が乏しい

男性の共感力が低いのは、もともと表現力が乏しいことが関係しています。人の話を聞いて大げさに驚いたり一緒に涙したりすることは、女性のほうが断然多いですよね。

そもそも子供の頃から男女は興味の対象にずれがあり、女の子は対人志向で親の表情を気にするのに対し、男の子は親が持っている鍵やスマホなどに注目。

他人の気持ちや考えは、相手の仕草や表情から理解できることも多いのですが、男性が生まれつき持つ興味の対象が表現力不足にもつながっているのでしょう。同時に相手に共感してもらおうと感じることも少なくなるのです。

 

男性と会話する時に意識したいポイント

男性の共感力は女性より低いといわれる理由・会話で困ったときに納得できるかも?!「男性と会話が続かない」「いつも否定される」という悩みを抱えている人もいますよね。このケースでは、男性の共感力は低い場合が多いと念頭に置いて、次のコツをおさえながらコミュニケーションに活かしていきましょう。

 

話題を明確にする

だらだらと会話するのが苦手な男性。言いたいことがわからない雰囲気はすぐに飽きてしまいます。ではどうすればいいかというと、会話をする際に最初に話題を明確にしておき、男性の興味を引くことです。

「職場の人間関係で困っている」「インターネットの回線速度が遅い」「新しい車を買いたい」など、男性からどのような情報をもらいたいのか、自分の要望を最初に言っておけば男性の目的脳が活動してサポートしてくれます。

いつも何かをやりながら話を聞く男性も、これなら目的がはっきりするのでイライラせず聞いてくれるはず。もし話を聞いてほしいだけなら「10分だけ話を聞いてくれる?」と提案してみましょう。

 

共感を求めないこと

「気持ちを理解してくれない…」とがっかりするのは、男女の会話でよくあること。恋人や夫婦の喧嘩は、男女の共感力の違いにより始まることがよくあります。

男性との会話がちぐはぐに感じる時は、過剰に相手に共感力を求めないよう意識してみてください。男性は共感が苦手。無理に相手に要求しても上手くはいきません。

それなら男性は共感できないことが多いのだと諦めてしまうのも、コミュニケーションで違和感を覚えないコツに。とくに恋人のようにお互いを理解し合う関係でない相手なら、客観的に振る舞うと男性との会話はスムーズに進行します。

 

メッセージを活用する

否定的な人だな…と感じることが多い場合は、コミュニケーションの手法を対面の会話でなくメッセージにするのもコツです。対面の会話だと相手の表情や仕草、リアクションがかなり大きな要素となり、受け止め方が変わってしまいます。

しかしメッセージなら文章のみのやりとりなので、男性にとっても理解は容易になるでしょう。伝えたいことをまとめて相手にどうしてほしいか、言葉よりも文章のほうが明確で効率的な場合もあります。

 

男性に相談された時の対処法

「職場の上司と上手く付き合えない…」と男性から相談を持ちかけられることがあるかもしれません。そんな時に「話しやすい女性だな」とよい印象を与えるためには、相手の気持ちに共感するよりも問題の解決を試みてください。

「上司とは仕事以外の会話をしないほうがいいよ」「他の上司に相談してみたら?」など、解決に向けたアイデアや情報を与えて安心させること。「辛いね」「大変だね」と共感するだけでは結論が見えないので、男性にとっては質の高いコミュニケーションには感じないかもしれません。

 

沈黙しても気にしない

男性は他者の感情にあまり敏感ではありませんので、たとえ会話でシーンと沈黙が続いても気にせずその場の流れに任せましょう。たとえば職場の休憩時間。

同僚の男性と話すことがなくプレッシャーを感じる時、緊張するよりも逆に沈黙を楽しんでしまうのも方法です。男性の表情などはあまり意識せず、このままで相手は快適なのだと思うと話題も楽に見つけられるかもしれません。

 

まとめ

男性の共感力が低いのは、狩猟時代の考え方の癖が残っていることも理由です。女性同士なら話しやすいけれど、男性だと気を遣う…という状況はすぐには変わらないかもしれませんが、それはお互いさまのこと。コミュニケーションは、相手の立場になって考えることも大事なのでしょう。

 

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