波長が合わない人と会話することに苦手意識を持っている人はいませんか。決して悪い人ではないけれど、なぜか会話が噛み合わないという時。自分のせいなのか、相手に嫌われているのかと不安を抱いてしまうでしょう。
しかしどこに行っても波長が合わない人は必ず存在するものです。人間関係のトラブルを防ぐためにも、今回は波長が合わない人とのコミュニケーション術を詳しくご紹介していきましょう。
波長が合わないサインについて
人間関係で「波長」というものはとても大切で、友人や恋人、職場などで気になることがよくありますよね。では、どのような時に波長が合わないと感じるのか、よくあるケースをご紹介しましょう。
何となく居心地が悪い
言葉では説明できないけれど、一緒にいると感覚的に居心地が悪い人がいます。たとえば会社の休憩室。二人きりになり、話すことが全くなくてもプレッシャーを感じない人はいますよね。
波長が合わない人は、同じ空間にいるだけで居心地の悪さを感じ、できるだけ早くその場から抜け出したくなるほど。空気が一瞬にして凍り付き、何ともいえないオーラが空気の中に漂います。
職場にはあらゆる年齢の人がいるので、このような瞬間はよくあるかもしれませんが、役職や相手の年齢は関係なく同僚でも居心地が悪くなる人もいます。
会話したいと思わない
波長が合わない人とは、自分から会話したいと思わないことが特徴です。さらに話しかけられないよう距離を置くなど、自分から避けてしまうのは波長が合わないため。
会話が始まっても相手がつまらなそうにする、反応がないなど、よい印象がないため、そんな状況をあえて自分から作る気がしないのです。もしそれが恋愛相手なら、冷却期間が必要になることもあるでしょう。相手に興味や関心がなく会話を避けるのは、それなりに理由があるためなのです。
意見の食い違いが多い
波長が合わないサインは、意見の食い違いがよくあること。「青のほうが似合うよ」「赤のほうが好きだから」など、ことごとく反対意見を言う相手とは会話する気もなくなりますよね。
よい関係がある人なら、たとえ意見が違っても双方の考え方を尊重できますが、波長が合わない相手だと絶対に折れるのが嫌に。すると頻繁に口論に発展するなど、お互いに辛い思いをすることが多くなります。
短所ばかり目につく
嫌いな人ではなくても、波長が合わない人のことは長所以上に短所が目につくものです。仕事が速いけれど雑、正しいことを言っているけれど言い方が悪いなど。
相手のよいところを積極的に見つけようとしないのは、波長が合わないために起こることです。「相性が悪い」「気が合わない」と自己判断し、深い関係にならないよう無意識に距離を置いてしまうのでしょう。
波長が合わない人とのやりとりがストレスになる理由
趣味が同じ、好きな食べ物が同じなど、他人と共有できることが多いほど付き合いやすさを感じますが、波長が合わない人と一緒にいるとストレスを感じます。なぜそのような気持ちになるのか、考えられる理由を見ていきましょう。
先入観があるため
波長が合わない人がいるととても居心地が悪く、自分からアプローチせずに何とかその場をやり過ごしたくなってしまいますよね。そんな空間にいるとストレスが溜まるのも当然。
なぜ波長が合わない人といると疲れるのかというと、先入観があるためで「自分とは合わない」と決めつけていることが関係しています。たとえば初対面で早くも距離を置いてしまう人、笑顔で挨拶したのに無視されたなど、一瞬の出来事で相手の人間性を決めつけてしまうことがあります。
波長が合わない人に対して具体的な理由が思いつかないこともあり、「何となく合わない」というレベルが次第に「合わない」という思い込みに変わってしまうのです。
コミュニケーション不足
波長が合わない人といるとストレスが溜まるのは、コミュニケーション不足のため。苦手意識があると次第に会話も減り、相手の一部だけを見て人柄を判断してしまいます。
もっと理解を深めるには、1対1での会話が必須。向き合ってみると、思ったよりもフレンドリーで楽しい人だったということもあるのです。相手を誤解してしまうのはコミュニケーション不足が原因。わずかな情報だけで人を判断するのは危険な場合もあります。
価値観が違う
ストレスを感じるのは、自分と相手の価値観が違うため。そのため意見が合わず、いつも反論されるので苦手な存在になってしまいます。育ってきた環境が違うと、考え方が合わないと感じることもあります。
それは社会生活でよくあることで、自分と全く違う価値観を持った人を責めることはできませんし、共感できない人を排除することも仕事をするうえでは不可能でしょう。
価値観の違う人とは、お互いに自分を理解してもらおうと頑張りすぎるので、一緒にいると疲れてしまうのです。
自分と似ているところがある
波長が合わない人は、実は自分と似ているところがあるためで、嫌なところを目にすると自分自身と向き合っているような気分になってしまいます。「自分もいつもこんな態度で他人に接しているのかな…」と不安になると、人に近づくのが怖くなってしまうでしょう。
波長が合わない人と会話するコツ
職場仲間とは友人になるほどではなくても、必要最低限のコミュニケーションは仕事を進めるうえで大切です。お互いに何となく苦手意識がある人とは、次の方法で関係を改善してみてください。
相手の価値観を受け入れること
誰しも異なる考え方や意見があって当たり前。波長が合わない人に対しては、自分とは違う価値観だから…と決めつけていることがあります。これから上手に付き合うためにも、相手の考え方に賛同するかどうかよりもまずは受け入れてみてください。そんな考え方をする人もいるのだと思えば、無理やり拒絶することはなくなるでしょう。
相手の意見を尊重してから発言する
自分の意見をどうしても押しつけたくなった時、無理にコミュニケーションをとろうとすると口論に発展するリスクがあります。波長が合わない、話が噛み合わない時は、一旦相手の意見を理解してから自分の意見を伝えましょう。
「あの店は高くてよくなかった」「そう思ったんだ、でも私はそれなりによかったと思ったよ」など、理解を示す一言があるとさらに意見交換がしやすくなります。
わかりやすく質問する
会話が噛み合わないのは、質問してもきちんと答えが返ってこないことが原因します。「昨日は疲れたでしょう?」と聞いたのに、相手が「今日は残業かも」と答えるなど、ちょっとしたずれが会話の流れをストップしてしまうことがあります。
波長が合わない人とはよくあることですが、そこで挫折せずにもう一度質問してみるなど、明確なやりとりを心がけてみましょう。
楽しい話題を選ぶ
深刻な話や他人の悪口など、ネガティブな話題だと波長が合わない人とはさらに嫌な雰囲気になる可能性があります。話が噛み合わないのは、お互いに興味がない話題の可能性もありますので、そんな時は盛り上がる話題を提供するのも方法。
時事関連や芸能ニュースなど、誰でも話に乗れるようなこともおすすめです。一気に盛り上がる瞬間を経験すると、相手との距離が近づいてくるかもしれません。
まとめ
波長が合わない人が職場にいると仕事もやりにくいですよね。そのままにすることも方法ですが、できれば笑顔で気持ちよく挨拶するなど、ちょっとしたところから関わりを増やしてみてください。一瞬の態度や発言で人の印象は変わるものです。双方の誤解を解くためにも、コミュニケーションが鍵を握っています。
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