アイライナーはペンシル派とリキッド派に分かれますが、どちらにもメリットとデメリットがありますので、目元の雰囲気を変えたいと思った時はアイライナーを見直すこともおすすめです。
そこで今回は、アイライナーはペンシルとリキッドどちらがよいのか、自分に合うものを選ぶコツについて詳しくご紹介していきましょう。
ペンシルアイライナーの特徴について
安価に購入でき、メイクビギナーにも人気がある「ペンシル」タイプは、次のようなメリットとデメリットがあります。
ペンシルアイライナーについて
ペンシルアイライナーは、鉛筆のように先端を削りながら使うもので、リキッドと比較すると自然な発色が特徴です。目元のメイクを優しく仕上げたい時によく使われるもの。
鉛筆の先端を意識すると肌当たりが痛そうな印象を受けるかもしれませんが、ペンシルアイライナーは芯が柔らかく作られているので、とても描きやすい商品も増えています。
カラーバリエーションは黒、ダークブラウンが人気。夏はブルー、春はイエローやグリーンなど、カラフルなメイクにも用いられています。
メリット
アイライナーのペンシルタイプは、リキッドと違いふわっとした仕上がりになることがメリット。目元を優しく演出してくれて、しかも自然に目を大きく見せられるのでナチュラルメイク向けともいえるでしょう。
もし失敗しても、ペンシルならラインをぼかすことも可能。アイメイクが苦手な人やビギナーも使いやすく、アイラインが描きやすい特徴があります。
また、メリットとしてはぼかしやすい特徴を活かし、影のように演出することもできるでしょう。アイシャドーでは難しい細かな演出が可能です。描く時に力加減を調整すれば、濃いアイラインや薄いアイラインにすることもできます。
デメリット
扱いやすいアイライナーのペンシルタイプは、リキッドよりも気軽に使えますが、デメリットとしては削る手間があること。専用の鉛筆削りでないと先端が尖りすぎたり、丸くなったりと難しい一面があります。
また鉛筆のように硬い素材ではありませんので、芯が折れやすいこともデメリットに。とくに削る際は注意しないと何度も折れて削り直しになります。
その点繰り出しタイプなら削る手間がなくなるのでおすすめです。またデメリットとして、ペンシルタイプはアイラインがよれやすいことが挙げられます。
きちんとベースメイクをせずアイラインだけにすると、皮脂や汗で滲んで目元が汚れて見えてしまいます。朝メイクして夕方まで崩れないということは、ペンシルアイライナーでは難しいでしょう。
使い方のコツ
ペンシルアイライナーのデメリットをできるだけ回避するためには、ウォータープルーフタイプがおすすめです。最近は極細や太めラインなど、調整できるタイプもありますし、カラーバリエーションも豊富。
使い方のコツは、よれないよう目元の油分はしっかり取り除いておくことです。リキッドファンデや下地を厚く塗ると滲みやすくなる場合もあるので、パウダータイプのアイシャドーで粉っぽさを少し与えておくとよいかもしれません。
描く時に肌が引っ張られるという場合は、目尻に指を当てて少し皮膚を伸ばしながら描いていきましょう。
リキッドアイライナーの特徴について
アイライナーはリキッドアイライナーがとても人気がありますが、次のようなメリットとデメリットがあります。
リキッドアイライナーについて
キャットアイなど、はっきりしたラインを描くならリキッドアイライナーがぴったり。目力をアップさせて印象的な目元にするなら、アイライナーはペンシルよりもリキッドがおすすめです。
リキッドアイライナーは、ペンシルと同様にブラック、ブラウン、グレーをはじめ、グリーンやホワイト、シルバーなども人気。筆で描くものや筆ペンタイプなど、形状もさまざまです。
油成分の色剤や原料を使用しているので、涙や汗で滲みにくい特徴がありますが、素材によってはよれやすいタイプもあります。ペンシル以上にテクニックが必要なので、ビギナーにはあまりおすすめされていません。
メリット
リキッドアイライナーのメリットは、くっきりしたラインにしたい時に最適で、油成分が含まれているものならツヤ感も演出できます。力の入れ具合でラインの太さは自由に変化できますし、ペン先は筆やフェルトタイプなど、選択肢もあります。
ペンシルのようにムラなくアイラインが描けることや、目の形の印象を変えられるのもリキッドアイライナーのメリット。目が細い人、横幅を出したい時、目力をアップさせたい場合にはリキッドがおすすめです。
目のキワのハネなど、細かい演出ができますので、目元にこだわりたい人向け。乾燥すると滲みにくく、メイク直しが不要な場合も多いでしょう。また、ペンシルのように削る手間がないことは忙しい人にメリットです。
デメリット
リキッドアイライナーのデメリットは、使い慣れるまで描くのが大変なこと。失敗しやすいので、最初は練習が必要になるでしょう。また商品ごとに使い勝手が異なるため、筆先に慣れる必要がありますので、使い慣れたものを繰り返し購入したほうが無難。
安価なライナーだと乾燥して粉のように剥がれてしまうものもありますので、それなりのクオリティの商品を選ぶことも必要です。コスパはペンシルのほうがお得なので、メイク代を節約したい人にはリキッドはあまりおすすめではありません。
使い方のコツ
リキッドアイライナーは、たれ目やつり目など、形の印象を変えることもできますので、どのような雰囲気にするか事前に決めておくことが必要です。
目を開けた時にアイラインが見えるように描くことがコツになりますので、できれば目を開いた状態で引いていきましょう。目元がたるんでしまう人は、皮膚を引っ張りながら描きます。
手順は目頭から目尻に向かってキワに沿って描くこと。まつ毛の生え際を埋めるように仕上げると自然なラインになります。もしスッと描けない場合は、目の中央から目尻、そして目頭から残りを描くという2段階方式もあるので試してみてください。目力をアップさせたい時は、目尻より5mmほど延長させるとよいでしょう。
迷った時はジェルアイライナーがおすすめ!
アイライナーはペンシルとリキッド、どちらも使い分けることができますので、上まぶたをリキッドで印象的にして下まぶたはペンシルで控えめにすることもおすすめ。どちらも選べないという場合は、ジェルライナーもぜひチャレンジしてみてくださいね。
ジェルライナーとは?
ジェルライナーは、ペンシルとリキッドのメリットを合わせたもので、引きやすくよれにくいことが特徴です。テクスチャーは液体と固体の間。
とろけるような優しい感覚でアイラインが描けるので、近年コスメ市場でも人気が高いアイテムです。価格もペンシルとリキッド同様に、安いものなら100均でも購入することが可能です。
メリットとデメリット
ジェルライナーはリキッドライナーから乗り換える人が多いように、描きやすくしかも濃くはっきりした目元になることがメリットです。しっかり乾かしておくと滲みにくくなり、皮脂や汗に強いジェルライナーもあるので夏にもおすすめ。
デメリットはジェルが固まり使えなくなるということがありますので、上手に保管しておくことが大切です。使いこなすスキルはペンシル以上に必要なので、ペンシルからリキッドにシフトする前にジェルにすることもよいかもしれません。
まとめ
アイラインはペンシルとリキッドどちらも魅力がありますが、ジェルライナーも人気がありますので、実際に使ってみて使いやすいものを選ぶのが一番かもしれません。商品の口コミも参考にして、自分のメイクスタイルに合うアイラインを取り入れてみましょう。
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