痩せて見える服の選び方にはいくつかのポイントがありますので、自分が納得できるスタイリングをするためにもぜひ参考にしてみてくださいね。服は色やデザインによって見え方が変わります。
全身を引き締めてスレンダーな印象を出したいという時には、ぜひ痩せて見える服の選び方のポイントを活用しましょう。
痩せて見える色選びのポイント
色によって人間の感情は動くといわれるように、色彩が与える影響はファッションに欠かせない大事なポイントです。自分の好きな色が必ずしも似合うとは限りませんし、痩せて見えるかもわからないですよね。そこで早速ですが、痩せて見える服の選び方でまずは色についてご説明しましょう。
痩せて見えるのは黒?
「着痩せ」して見える服の色は、ズバリ「黒」。定番の色なのですでにファッションに黒を取り入れている人は多いかもしれませんが、黒は視覚的に引き締めて見える効果があるため、体型が不安な人には黒がおすすめです。
しかし注意したいのは、黒の効果がより実感できるのは細見体型であること。ぽっちゃり体型の人が全身黒ずくめになると逆に重たい印象が強くなる可能性もあるので、黒のロングワンピースなどは避け、軽い素材にしたりアクセサリーで華やかさをプラスしたりすることもおすすめです。
収縮色について
痩せて見える服の選び方では、黒を筆頭に「収縮色」に分類される色もおすすめです。たとえば「青・水色」などの寒色系や「グレー」などの明度の低い色。ただしパステルカラーのような明度の低い色は、逆に膨張して見える可能性もあるので注意しましょう。
「紺」も黒と同じく収縮して見える色。これらの色は影のように見える視覚効果があり、実際よりも物の面積が小さく見える作用が期待できます。
注意したい色について
黒は無難に痩せて見える色ですが、全身黒でまとめないほうが効果的でしょう。さらに色選びで注意したいのは、太って見えやすい「膨張色」があること。定番の「白」「ベージュ」をはじめ、「黄色・オレンジ・ピンク」などの暖色は光を反射させ、実際よりも物を大きく見せる色彩の効果がありますので、太って見える可能性に要注意。膨張色は女性に人気がある色も多いので、コーディネートの際にはご注意くださいね。
困った時は明度で判断
毎日黒ばかりでは飽きてしまうので、体型が気になってもカラーバリエーションは欲しいですよね。もし色選びで迷った時は、明度を意識して判断しましょう。「中間色」の紫や緑は、痩せて見える色と太って見える色があります。
たとえばピンク系のラベンダーは、明るい明度で暖色系になるので避けたい色。逆に深みや青みが強い紫は寒色系なので、収縮色と判断することができます。
膨張色で着痩せ効果を狙う
白やパステルカラー、黄色などはとても目立つ色でファッションにも取り入れたい素敵な色です。しかし膨張色のため、着痩せ効果を狙う時はいくつかのコツをおさえておきましょう。
目安としては、コーデ全体の半分以下に膨張色の使用を抑えること。また体のラインを少しアピールするような、ウエストをギュッと絞るワンピースなど、くびれを意識した膨張色の服を選びまましょう。
もしパステルカラーのセットアップなら、黒や紺などの収縮色の小物をプラスすると痩せて見える効果が期待できます。
痩せて見える服のデザインについて
服の形状やデザインも体型の見せ方を変えるポイントです。すっきり見せたい時は、次のようなデザインを意識してみましょう。
柄物の注意点について
無地よりも柄物のほうが太って見える…という話はよく聞かれることですが、確かに定番の「ボーダー柄」「大きな花柄やドット柄」などは大きく見える可能性があります。
ボーダーは横長に見えるので、ぽっちゃり体型だと余計に広がって見える可能性も。ボーダーの場合は、ピッチが広めだとさらに膨張感が増すので、細いボーダー柄がおすすめです。
ドット柄や花柄も同様に膨張感を避け、小さめの柄を意識すると魅力をアピールしやすいでしょう。
自分の体型に合ったものを選ぶ
ワンピース、パンツスーツ、どのようなセットアップでも基本は自分の体型に合った服を選ぶことが着痩せするコツです。体型をカバーしたいからといってワンサイズ大きめの服を選ぶのは、実際よりも太って見える原因になりかねません。
逆にピッタリすぎるのも危険ですが、体の「くびれ」を意識してトップスとボトムスの境目はメリハリをつけること。たとえばギャザーやシャーリングデザインはキュッと引き締まった印象を与えることができるので、膨張色を使う場合にもぜひ取り入れてみてください。
Aラインで下半身をカバー
体型の悩みで多いのは下半身太り。痩せて見える服も下半身を意識してAラインのスカートを活用してみましょう。末広がりのデザインでウエストの位置を高くすると、下半身の着痩せ効果が得られます。
足のカバーもできますし、フレアやAラインのスカートは落ち着きがあり、しかも脚長効果も期待できます。パンプスでエレガントにまとめると全体がすっきりしますので、体型にコンプレックスがある人にはおすすめ。通勤コーデとしてもおしゃれで自然なボディラインがアピールできます。
着痩せコーデのコツについて
ではコーディネートなど、全体的に意識したい着痩せのテクニックをポイントごとにご紹介していきましょう。
3首見せですっきり!
体の中でもキュッと引き締まっている「首・手首・足首」の3首を見せるのは、通称「3首マジック」とも呼ばれ、痩せて見える服のコーデテクニックのひとつです。
3首を見せる服は全身を綺麗に見せる効果が期待できますので、色やデザインを工夫してもまとまらない時はぜひ活用してみましょう。3首を見せる方法はとても簡単。
シャツなら袖を折り返して手首を出す、パンツならアンクル丈まで折り返す、カプリパンツにするなど。細い部分がアピールされると視線が誘導され、華奢に見える効果が狙えるというわけです。
首回りはデコルテが見えるとほっそり見える効果が期待できるので、丸首よりもVネック、ボタンのシャツなら少しボタンを開いた状態にすること。肩のラインが美しく見えるボートネックもおすすめです。
IラインとXラインを取り入れる
痩せて見える服のコーデは「Iライン」になるものがおすすめです。たとえばワンピースなら、ふんわりしたものよりも上下に細長くアルファベットの「I」に見えるものが理想的。
お腹がぽっこりしているのが気になる、ヒップやバストのボリュームがなく寸胴に見えるという人にも効果的です。Iラインのコツは、できるだけシンプルにコーディネートすること。収縮色でまとめたトップスとボトムスならまとまり感も出やすいでしょう。
そしてもうひとつ「Xライン」を意識するのもおすすめのテクニック。アルファベット「X」のように中央部分が細くくびれたスタイルのことで、肩幅が広くがっちり見える人やヒップやバストにボリュームがある人におすすめのテクニックです。
上半身をすっきり見せたい場合は、ボリュームのあるものをボトムスに使うこと。ピッタリしたトップスとふわっと広がるスカートのセットアップならウエストが引き締まり、苦手なボディパーツが自然とカバーできます。
ウエストを絞って強調することがコツで、スカートやパンツも裾広がりタイプのほうがアレンジしやすくなるでしょう。
まとめ
痩せて見える服の選び方は色やデザイン、スタイルなど、あらゆる角度から意識できるのではないでしょうか。自分の体型に自信を持っておしゃれを楽しむためにも、視覚的な効果はぜひ活用したいですね。