正月太りのリセットは、エクササイズがダイエットを成功させる大事なポイントです。しかし年末年始にかけて美味しいものを食べ尽くして疲れた胃腸を癒してあげることも、体のバランスを整えるコツになります。
そこで今回は、正月太りのリセットによい食事のポイントについてご紹介していきますので、食生活からもできることを見つけてみましょう。
なぜ年末年始は太る?
正月太りのリセットが必要な人は、世の中にたくさんいるのではないでしょうか。普段より少しお出かけする機会が多かっただけなのに…と思いながらも、体重計では驚くほど体重が増えていることがありますよね。
まずは年末年始に太りやすい主な原因についてご説明していきますので、自分に当てはまる原因を把握しながら適切な対処をしていきましょう。
食べる機会が多くなるため
年末年始はクリスマス、カウントダウン、お正月と短期間に色々なイベントがあり、そのたびに美味しいご馳走を食べます。お祝いごと、パーティーなど、楽しい雰囲気なのでいつもよりもお酒の量が増えることも。
皆で集まる機会も多く、普段よりも摂取カロリーが多くなっていることは正月太りする原因です。しかも冬休みに入り生活リズムが乱れる間に暴飲暴食するため、胃腸活動も不安定になっているでしょう。
普段スイーツを我慢している人も「クリスマスだから」「お正月だから」という誘惑に負けてつい食べすぎてしまうかもしれません。
間食が多い
正月太りは間食が増えることも原因です。イベント時の食事だけでなく、お正月休み中は何かと食べ物がたくさん家にあり、お菓子やドリンクなどをいつも以上に摂ってしまう環境があります。
どこに行っても混雑するからのんびり家で過ごすという人は多いですよね。そんな過ごし方をしているとつい間食も増え、1日3食が5食、6食と増えてしまうことも。
おせち料理に飽きてデリバリーやテイクアウトをするなど、だらだらと食事するサイクルが続くことは太る原因になってしまいます。
運動不足になる
冬は寒いので活動量が必然的に減ってしまいます。寒さのために外出を控える、じっとしているなど、運動量が減ってしまうことは正月太りの原因に。
それ以上に食べた分のカロリーが多いので、短期間でもすぐに太ってしまうのです。運動すると体内の老廃物が汗と一緒に排出され、デトックス効果も得られますが、運動しないと過剰な塩分や脂質なども蓄積されたままに。
仕事も休みなので通勤で歩くこともなくなり、カロリーを消費しにくい体になってしまいます。
生活リズムの乱れ
成人を対象にしたアンケートでは、全体の約60%が「年末年始に体重が増えた」と回答しているとのこと。3キロ前後増える人も多く、主な原因として生活習慣の乱れが関係しています。
食べる機会が増えるだけでなく、年末年始の休暇中は夜更かしして体内リズムが乱れやすく、代謝が低下してしまいます。体が朝と夜の区別がつかない状態で飲み食べしていると、普段以上に糖質や脂質を吸収してしまうこともるでしょう。
規則正しい生活を…と思っても、テレビの深夜番組などが気になり、つい夜中まで起きていることが多いですよね。
正月太りのリセットによい食事のポイント
正月太りのリセットは食べすぎを解消しながら、ダイエットにメリットがある食生活を心がけることが成功の秘訣です。何もせず自然と体重が戻るのを待っていてもよい結果を迎えられるとは限りませんので、太ったかなと思った今、早速食生活から変えていきましょう。
温かいものを食べる
冬の料理は鍋のように温かいものがたくさんあり、寒い時は体が温まりますよね。正月太りのリセットは、血液の流れを改善するために温かい料理を積極的に取り入れましょう。
体温が上がると免疫力も高くなり、感染症や風邪予防にメリットが期待できます。逆に体温が1℃下がるだけで基礎代謝は低下するといわれていますので、冷え性が気になる人はとくに温かいスープなどを飲むことがコツ。
胃腸を温めることで消化活動も活発になりますので、正月太りのリセットは温活を意識するとよいかもしれません。
ながら食いはしない
正月休み明けは、まだだらだらした感覚がしばらく続いてしまいます。食生活はとくに年末年始の延長で、テレビを観ながら、こたつに入りながらなど、だらだらと食事はしないこと。
食べる時はしっかり噛んで、疲れた胃腸の負担を減らしてあげましょう。ながら食いは食べることに集中せず意識が低下してしまいますので、満腹感が得られず余計に食べてしまうこともよくあります。
スマホを見ながら食事をすることは正月以外でもよくあるかもしれませんが、食べすぎ予防のためにも食事中は集中して食べましょう。
お餅だけを食べない
正月太りのリセットは、お餅の食べ方にも要注意です。お餅は正月に欠かせない食べ物で、つい食べすぎてしまうものですよね。もち米は糖質が高く血糖値が急上昇しやすい食べ物。
インスリンがたくさん分泌されると脂肪を蓄えやすくなりますので、お餅を食べる時は野菜たっぷりのお雑煮など、まず食物繊維の多いものから食べましょう。食べる順番としては、ご飯と同じでお餅もできれば最後。血糖値の上昇を抑制すると太りにくい体質に変わっていきます。
適度なファスティングをプラスする
正月太りのリセットは、痩せるためでなく胃腸の疲れを回復することも大切な目的です。年末年始にお酒やカロリーの高いものを食べ続け、胃腸の消化吸収活動も低下しています。
ファスティングは手軽にできる方法がありますので、まずは1日8~10時間だけの食事時間を意識してみましょう。たとえば朝食7時にたっぷり摂取したら、そこから10時間後にあたる夕方5時までにその日の食事を終わらせること。
それ以降はファスティングするという方法です。または週の1~2回だけプチファスティングするなど、胃腸のリセットも併せてやってみましょう。
体のリセットにおすすめの食べ物
正月太りは、ただ摂取カロリーを減らすだけでは体に負担がかかってしまいますので、体の調子を普段通りに戻すためにも全体的なリセットを行いましょう。正月太りのリセットに適したおすすめの食べ物がありますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
大根
冬が旬の瑞々しい大根は、正月太りのリセットにぴったりの野菜です。大根は消化酵素ジアスターゼが糖質の消化をサポートしてくれますので、餅やパスタ、ご飯などの炭水化物やスイーツなどで胸やけした状態を改善してくれるでしょう。
その場合は大根おろしなど、生で食べることがコツ。適量の大根サラダを食事の最初に食べると血糖値の急上昇を抑制してくれるので、効率的なダイエットメニューになる可能性があります。
白湯
温かい飲み物は血行促進になるのでおすすめですが、コーヒーやココアなど、甘いものはダイエットには不向き。白湯は弱った内臓を温めて活動を活発にしてくれる可能性があるので、基礎代謝を高めたい時におすすめです。
白湯は、沸かしたお湯を常温近くまで下げたもの。胃がもたれていて食欲がない時は、1日3食の前に白湯を飲んでおくと胃腸にも優しく便秘解消や代謝アップが期待できます。
豆腐
豆腐は、消化がよく低カロリーで高たんぱく。エクササイズを真剣に始めたい人にもおすすめの食べ物です。スープ、味噌汁、鍋物など、温めてお料理に加えましょう。コスパがよく栄養価が高いので、オールシーズン食べたいアイテムです。
まとめ
正月太りのリセットは、食事からアプローチできることが色々とあります。食べたくなった時は一旦考え、何をいつ食べるか、自分に合った食生活を意識してみましょう。
☆こちらの記事もお勧めです!