美しいデコルテを目指すにはケアにコツがありますので、肌を出す機会が多い季節になる前にお手入れしておきたいですね。Vネックのカットソーや水着、タンクトップなど、デコルテで雰囲気が変わってしまうファッションは色々とあります。
そこで今回は、女性らしい美しいデコルテの作り方やケア方法について詳しくご紹介していきましょう。
デコルテについてあまり知られていないこと
美しいデコルテは女性らしさを印象づける部位ですが、正しく知られていないことがいくつかあります。そこでデコルテのケアの前に知っておきたいことをポイントごとにご説明しましょう。
デコルテとはどの部分?
ネックレスが映える鎖骨周辺がデコルテ…と解釈している人はとても多いですよね。もともとはフランス語で「襟ぐりが深い」という意味を持つ「デコルテ」。
近年ファッションで露出する鎖骨周辺をデコルテと呼ぶことが増えていますが、対象になるのは首から肩、胸周辺の広い範囲を示しています。露出度が高くなる夏はデコルテがとても大切で、ファッションや美容でも注目される部分。
スタイリッシュでフェミニンな雰囲気をアピールするためにも、デコルテはとても大切な部位なのです。
デコルテはケアしたほうがいい?
美しいデコルテを意識して毎日ケアしている人は意外と少ないのですが、習慣的にデコルテをお手入れすると肌の輝きやツヤがアップし、光の反射により顔が明るく見えるメリットがあります。
レフ版のようにデコルテが顔に影響を与えるので、くすみやシワなどが気になる人はネガティブな印象をカバーするためにもデコルテケアが大事。
また、デコルテにはリンパの流れが集中していますので、マッサージにより肩こり・首のこり・頭痛の改善、美肌ケアにもメリットが期待できるでしょう。
近年スマホやパソコンの利用頻度が高くなり、自然と猫背になりがちですが、デコルテのケアをすると姿勢もよくなり常に背筋をピンと伸ばす習慣にもつながります。
デコルテ美人の条件は?
美しいデコルテは、まず顔と同様に美肌であることが条件です。胸元がすっきりしているだけでは美しいとはいえず、ピンとハリがあり輝いている肌であるかどうか。
また、デコルテ美人のポイントは「鎖骨」で、はっきりと鎖骨がわかり肩に沿って水平に伸びているかどうかも重要です。キャミソールを着こなす時のように、美しい肩からデコルテにつながるラインがあると女性らしさを演出することができます。
デコルテのマッサージ方法
美しいデコルテの作り方は、マッサージが基本。肌のハリやツヤは、顔と同様に血液の流れを活性化して健康に見せることがコツです。おすすめのマッサージ方法をご紹介していきますので、ぜひ実践してみてください。
鎖骨のマッサージ
人間の体にはリンパがあり、肌の老化防止や健康維持として世界的に注目されています。リンパ腺は、全身の細胞から不要な脂質や水分などの老廃物を回収し、綺麗な状態で鎖骨下の静脈に合流。
そのためデコルテはリンパの流れを整えるためにも大切な部位になっていますので、習慣的にマッサージしましょう。鎖骨マッサージのやり方は、鎖骨のラインに指を押し込むように当てて、外側にリンパ液を流すイメージで行うこと。
肌がカサついている時は、マッサージローションなどを使用すると指の滑りがよくなり、肌にかかる負担が減るのでおすすめです。もうひとつの方法は、鎖骨下の胸元の中心から脇下に向かってマッサージすること。
この際には、手の付け根部分を使ってクルクルと円を描くように軽く押しながら脇の下に移動しましょう。左右3回ずつ、スキンケアの後や入浴後にやるとより効果的です。
首のマッサージ
首にあるリンパ腺を刺激してマッサージすると、肌の老廃物も流れやすくなります。ニキビや年齢サインなどの肌トラブルが気になる時は、美しいデコルテのケアとしてやってみましょう。
やり方は、鎖骨の中心に指を揃えた状態で手を置きます。指先が肩のリンパ線に届くようにしたら、首から鎖骨に下がるように指を滑らせましょう。
手を最初の位置に戻し、次は首を横に捻って真横を向いてください。自然と手はフェイスラインに沿って滑りますので、耳の下のリンパ節などもこの手法でマッサージしてみましょう。湯船に浸かっている間なども、このデコルテマッサージはメリットが期待できます。
心臓に向かってマッサージすることがコツ
美しいデコルテを目指すには、末端部分から心臓に向かってマッサージすることがコツです。リンパの流れに逆らってしまうと効果が期待できませんので、体の中心をゴールにして肩や鎖骨のマッサージをしてください。
その際にはリラックスして行うこともコツになりますので、夜のスキンケアと一緒にやるなど、できるだけゆったりした環境で行うことがおすすめです。
緊張したままだとマッサージ効果は低下しやすくなりますので、ゆっくりとした腹式呼吸で合わせて手を動かすと効果的です。
スキンケアでやるべきこと
美しいデコルテはボディケアも重要なので、マッサージした後などは意識して仕上げのお手入れをしましょう。
デコルテは汚れやすい
美しいデコルテに見えない、肌がカサつくというのは、汚れが関係しているかもしれません。デコルテのケアが必要な理由は、首周辺から鎖骨にかけてアクセサリーや髪、洋服の襟などにより常に刺激を受けており、肌への負担が多いから。
そのため古い角質が溜まりやすく、肌がざらつきやすくなっています。刺激を受けているにもかかわらず皮膚が薄いため、デコルテの角質ケアは必須といえるでしょう。
ボディソープで体を洗うよりも洗顔石けんを使ったほうが潤いはキープできますので、手間はかかりますが、肌のコンディションが気になる時はソープを変えてみてください。
クレンジングしよう
美しいデコルテを目指すなら、週に2回ほどのクレンジングもスキンケアに取り入れたいことのひとつ。ソープだけでは落とせない毛穴の汚れも、クレンジングならすっきり落とせますので、スペシャルケアとしてお風呂に入る前にやっておきましょう。
とくに日焼け止めを使った日は、ボディを洗うだけでは汚れを落としきれないこともあります。残ってしまうと肌荒れや乾燥の原因になるので、クレンジングで優しく汚れを落としてデコルテの透明感をアップさせましょう。これだけでも明らかな違いを感じられます。
フェイススクラブはデコルテまで
美しいデコルテの作り方は、スクラブで肌を滑らかにしてあげることもおすすめです。顔のスクラブマッサージをする時、一緒にネックケアとデコルテケアを合わせて下に流すように顔からマッサージ。
強くこするとバリア機能が低下してしまうので、顔と同じくデリケートに扱ってくださいね。強くマッサージすると肌に赤みが残り、たるみも目立ってしまいます。せっかく美しいデコルテを作るのですから、顔の一部だと思って丁寧にケアしましょう。
保湿ケアをする
美しいデコルテの作り方は保湿が大事なので、入浴後や朝のお出かけ前は顔と同じく化粧水と乳液でダブル保湿しましょう。フェイスラインからデコルテに向かって化粧水を塗布し軽くハンドプレス。その後には、乳液も同じく馴染ませてください。乾燥肌にはデコルテ用クリームもおすすめです。
日焼け止めを使うこと
デコルテは肌の露出が多い季節になると無防備になってしまうので、日焼け止めは必ず使いましょう。紫外線はシワの原因。首のシワが増えると、美しいデコルテが台無しになってしまいます。外出先でも使えるスプレータイプの日焼け止めなどを常備しておくこともおすすめです。
まとめ
美しいデコルテの作り方は、マッサージとスキンケアがポイントです。他にも生活習慣を整える、適度な運動習慣も健康な肌作りにメリットをもたらしますので、美肌ケアと一緒にデコルテケアも心がけてファッションを楽しんでくださいね。
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